DHシリーズ

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シリーズ一覧

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DHとは

DHは、各種油圧機器の作動不良の原因となる油中の水分を効果的に除去し、設備の稼動効率を高める機械です。
油中に水分を含んでいると、その水が金属表面に付着し金属を錆びさせ、錆を油中に放出することにより、触媒となって油の酸化変質を加速させてしまいます。水分があることにより、油の酸化スピードは数十倍、数百倍に加速。一般のゴミよりずっと恐ろしいものになってしまうのです。
このような問題をクリアにするために、当社では水分を分離する装置、DHを開発しました。吸水タイプ・分離タイプの2つのタイプを用意しています。
油中の水分を効果的に除去し、設備の稼働率をUPします。

水のいたずら

油の中に水分が混入するとこんないたずらをします。

・錆が発生します。
・油の酸化変質が促進されて、油圧機器の作動不良を引き起こします。
・油の潤滑能力が低下して摩耗が促進されます。

DHシリーズ

DH-1B(-6B) (吸水タイプ)

DH-1Bの画像

吸水タイプ

【吸水タイプ】
高吸水性繊維エレメントを使用し、自重の数倍の水分を吸収します。この機種はタンク内の水分値が2000ppm以下のときに適用し、500ppm以下にまで水分値を下げることを想定した除水装置です。

繊維の拡大写真

水分吸収前後の写真


【用途】
・油圧作動油に混入した水溶液の除去。
・コンプレッサーや真空ポンプの潤滑油に混入した水分の除去。

DH-KS・DH(DHS)-2KS/4KS (分離タイプ)

油の中に水分が混入してお困りではありませんか?
こんなときのお役に立つのが、クリーンテックのDH-KS(油中水分分離装置)です。今まではどうしようもなかった水溶性切削液の混入した油でも、DH-KSで水分を除去できます。これが出来るようになったのは、新素材を上手に組み合わせる方法を開発したからです。強固なエマルションも分解され、どんどん分離し、分離した水はセンサーが検知して自動的に排出します。

標準エレメント構成

DH-KSエレメントの画像

水分除去推移のグラフ

水分除去推移のグラフ

DH-KSの画像

分離タイプ

【分離タイプ】
特殊素材を使用した凝集エレメントがエマルジョン化した水分を粗粒化し、分離エレメントで水のカーテンを形成し遊離水を沈殿、分離します。 この機種は水分2000ppm以上の時や、常時水分が混入するときに適用し、1000ppm以下にまで水分値を下げることを想定した除水装置です。

水分分離前後の写真


【用途】
・工作機械の油圧作動油の中に混入した水溶性切削液の除去。
・コンプレッサーや真空ポンプの潤滑油中の水分除去。
・ウインチ、ドレッジャ等の舶用機器の油圧作動油に混入した海水の除去。
・スチームエンジンやタービン等の潤滑油中に混入する蒸気による水分の除去。
常時混入する水分は、たとえ微量でも、知らないあいだに多量の水分になってしまうものです。
こんなときDH-KSが威力を発揮します。

※ 分離・吸水タイプ[DH(DHS)-3KSB・6KSB]:吸水タイプと分離タイプを組み合わせた機種で、凝集・分離エレメントで大部分の水分を除去するタイプもございます。詳しくはお問い合わせください。

DHシリーズ仕様一覧

型 式 消費電力(W) 寸法(L×W×Hmm) 重量(kg)
DH-1B(~6B) 100 535×375×940 50
DH-KS 75 200×300×640 27
DH(DHS)-2KS 200 750×400×975 78

【標準電源】200V 3φ 50Hz/60Hz
【標準付属品】消耗品1回使用分付 ホース in out 各3m付


【注意事項】
1. 混入する水分が酸性のときは吸水能力が低下します。
2. 粘度が68㎟/sを超える油や、汚染物の多い油は処理が困難です。
3. 界面活性剤入りの油は処理しにくい場合があります。
4. 油中の水分混入量、種類によって機種が異なります。まずはご相談ください。
5. 酸・アルカリには注意が必要です。事前に処理の対象となる油の情報をお知らせください。