KLEENTEK大阪営業部のotogawaです。
地震発生から1ヶ月余りたった現在、いまだ終息が見えてこない状況の中で、増え続ける問題に苦しむ熊本県。そんな中、活躍したエコ燃料のことをご存じでしょうか?

地震発生直後、ガソリンの供給が途絶え、多くの消防車や水道事業者の車両が困り果てていました。そんな彼らにバイオディーゼル燃料を無償で提供されたのが「自然と未来」(熊本県)さんです。この会社は、2010年からバイオディーゼル燃料の製造・販売を開始され、「くまもとを油田に」をモットーに精力的に活動されていますが、その高精度バイオディーゼル燃料の精製工程で一役買っているのが、クリーンテックの静電浄油機なのです。
(写真)

 

 

◆バイオディーゼル燃料(BDF=Bio Diesel Fuel)とは
植物由来の廃食用油に、化学的な処理をほどこして、燃料として再利用できるようにしたもので、軽油の代わりにディーゼルエンジンに使用できる燃料です。限りのある化石燃料と違い、リサイクル可能で、かつCO2排出量も削減できる(カーボンニュートラル)ということで何年も前から注目されており、その精製技術は現在も向上を続けています。

◆バイオディ―ゼル燃料の作り方
日本では廃食用油(てんぷら油)から作ります。まずグリセリンの成分(=ベタベタ)を分離し、混入した異物や油の酸化生成物(スラッジ)、残留グリセリンなどを除去して、さらさらの綺麗な油にするのですが、残留グリセリンなどは分離したつもりでもほんの数パーセントは残ってしまい、しかもそれがエンジン故障につながる、というような厄介な物質だそうです。特に、排ガス規制が厳しくなった平成18年以降に製造されたディーゼルエンジンには、排ガス燃焼のための装置がついており、その部分が目詰まりしないためには、さらに高精度であることが求められます。
しかし、サブミクロン単位のスラッジを除去できる静電浄油機を工程の最後に使用することで、燃料を高精度に仕上げることができるそうで、今までに「静電浄油機を使ってみたら車両のトラブルがなくなった!」という理由でご購入いただいたお客様が多数あります。

◆バイオディーゼル燃料の普及のために
欧米では、バイオディーゼル燃料を軽油に混ぜて使用することが推奨されており、税の優遇措置も受けられるため、普及が進んでいます。一方、日本では、税の優遇もなく使用についての規格もまだ定まっていません。しかも、まだ品質が良くなかった何十年も前のイメージが根強く残っており、そのせいで「現在は安全である」という認識が拡がりにくいのが現状です。

「自然と未来」さんをはじめ、バイオディーゼル燃料の製造・販売に携わる多くの方が、安全性をPRする発信を続けながら、製造技術の向上や廃食用油の効率的な回収、燃料貯蔵の方法などを模索し、日々奔走されています。さらなる普及のためには、国などの「大きな組織」が動いてくれることがやはり必要です。でも、それを動かす「ヒト」「技術」は、必ずしも「大きな組織」の中にあるとは限りません。逆に、各地方、各地域に存在することが多いのではないでしょうか。そして、一見「小さく」みえるそういう力を結集させる地道な努力が、「大きな変革」につながるように思います。(最近、静電浄油機をご購入くださった「バイオディーゼル岡山」さんは、その取り組みが毎日新聞の記事になりました!)

鉱物油だけでなく、植物由来の油にも活躍する静電浄油機。詳しくは、バイオディーゼル燃料専門のクリーンテック代理店・イーレップ株式会社にお問合せください→5/24からの「2016NEW環境展」の中の「2016地球温暖化防止展」に出展されます!
★次回後編では、バイオディーゼル燃料の製造・販売の現場に潜入し、実際に静電浄油機をご使用くださっている方の声をご紹介します。乞うご期待!