KLEENTEK大阪営業部のotogawaです。

 2017年4月25日付asahiデジタルHPにて、三菱重工業が開発中の福島第一原発・廃炉作業用ロボットアームが公開されたとの記事が掲載されました。そこにクリーンテックの静電浄油機をお使いいただいていますので、ご紹介いたします。
 「三菱重がロボアーム公開」(asahiデジタル)
(巨大なロボットアームの足元にある油圧ユニットに、緑色の静電浄油機がのっています。80kgあるのですが…大変小さく見えます!)

 福島第一原発の廃炉作業は、現在、1号機~4号機それぞれの状況に合わせて、放射線量低減対策や、汚染水を浄化して燃料の冷却に再利用するなどのさまざまな対策が実施されています。そして、一番気がかりな1~3号機の中にある「燃料デブリ」については、無人カメラ等による撮影や調査等が行われていますが、まだまだ現状が把握できていないとのこと。
※燃料デブリとは、使用済み核燃料が溶け落ちて建屋のコンクリートや金属と混ざり合い、冷えて固まったもので、非常に放射線量が高く、硬いそうです。取り出し方法は現在、国が検討中で、取り出した後に持っていく先もまだ決まっていません。

 そんな中、デブリ取り出し作業用のロボットを、日立GE、東芝、そして三菱重工業が国際廃炉研究開発機構(IRID)と共同開発中。国に採用されれば、2021年頃から使われる可能性があるそうです。 硬いデブリを砕くために大きな力が必要なので、このロボットは電動ではなく油圧で動きます。そして、遠隔操作が可能な油圧ユニットを作ることができるメーカーということで、F社さんが選ばれました。さらに、制御がサーボ(=精密さが要求される)なので、油の高い清浄度が必須であることと、何年間かメンテナンスしなくても清浄度が保てるという条件を満たすということで、F社さんが静電浄油機をご推薦くださったそうです。(ちなみに、本記事のロボットにはEDC-R50N型が使われており、現在、油の清浄度はNAS5級(=超清浄)を保っているそうです)

 いま、廃炉の技術開発や、廃炉ビジネスが成りたつ方法を、世界中が模索しています。福島では、廃炉に向けて日々黙々と作業される7000人以上の方々がいらっしゃいます。そんななか、現場で働く電力会社の若い社員さんたちの中には、「廃炉」という未知の事業に対して、やりがいを感じて、前向きに取り組んでいる人が少なくないそうです。”発電屋さん”の経験を持たないことが、逆にプラスになっているようです。
 参照「福島第一原子力発電所へ」(ほぼ日刊イトイ新聞)
 
 クリーンテックも、ベテランの経験値と若いチャレンジ精神を融合させながら前進中です。私たちの「日常」を少しでも良くする一助となれるよう、ひとつのチームとなって、何事にも勇気を持って進んでいきたいと願っています。