KLEENTEKのotogawaです。

2015年から掲載している吹田市様の油管理の続報です。

・2015年の記事

・2017年の記事

・2018年の記事

吹田市様には、ストーカー油圧用に静電浄油機2台、
発電装置のタービン油用に除水機付き静電浄油機1台を
ご使用いただいており、今年でそれぞれ11年目と7年目になります。
その間、油の交換は追油のみで、装置のトラブルは一切なく、
メンテナンス費用と油交換費用が削減できていると、

大変ご好評をいただいています。

 

2017年2月には、 発電設備メーカーの新日本造機㈱さんの立会のもと、
タービンの解体、点検、清掃が行われましたが、 その際、装置内が大変きれいだったため、

あらためてお墨付きをいただきました。
・2017年の記事

 

では、このように何年間も更油をせずに、

油を使い続けることができているのはなぜなのでしょうか?

 

◆理由その1 ~吹田市様の油管理の良さ


吹田市様は、本記事のグラフにある汚染度と水分以外にも、油温、動粘度、酸価など多くの項目で油の管理を徹底されていて、それらを拝見すると大変きっちり管理されていることがわかります。その中でも特に重要な項目が「油温」ですが、ストーカー油圧の作動油も、発電装置のタービン潤滑油も、高温な状況に置かれるため油の劣化が激しくなります。そのため吹田市様は、油温の管理を徹底し、油の劣化を最小限に抑える努力をされています。

 

◆理由その2 ~静電浄油機で浄油されていること


このように油管理をされていても、汚染物の発生を完全に無くすことは不可能です。というのも、油が高温にさらされると、油自体が酸化してどうしても酸化生成物が発生してしまうからです。それが油の性能低下につながります。


ではそれを、フィルターなどの浄油方式で解決することはできるのでしょうか?

答えはNOです。酸化生成物は最小のものだと0.1μmという非常に小さなサイズなので、茶こしの原理であるフィルター(1~5μm)では、目をすり抜けてしまうからです。また、性質がねちゃねちゃしていて、装置の内部にこびりつくので、油を何度も交換したとしても、酸化生成物は残ってしまいます。


しかし、静電浄油機は、これを除去することが可能です。茶こしの原理ではなく、静電気の力を使うからです。油を静電浄油機に引き入れ、浄油槽の中で静電気を使って酸化生成物を取り除き、綺麗な状態にしてタンクに戻します。(静電気の吸引力は、子どもの頃、したじきで頭を擦って遊んだときのことをイメージしてみてください)。


しかも、静電浄油機で浄油した油には、装置内部にこびりついた酸化生成物を油の中に溶け出させて除去する力があります(=フラッシング効果)。つまり、新油に交換するよりも、静電浄油機で浄油した油をもう一度使ったほうが、装置自体をリフレッシュすることができるのです。

(※詳しくはクリーンテック各営業部までお問合せください)

 

 このように、油管理の基本を徹底されていることに加え、

静電浄油機で浄油されていることが、吹田市様の無更油記録の鍵なのです。


 お客様にとっての一番の目的は、設備の安定稼働です。それを実現するために、色々な値が計測され、それらを元に管理の具体的な判断が行われます。どれか一つ決定的な数値があるという単純なものではありません。常に複数の項目をチェックする必要がある大変な仕事です。

クリーンテックは、このお客様の目的達成のために、40年余の浄油のノウハウを元に、解決策を提案させていただきます。加えて油の節約のお手伝いもさせていただきます。

 アフターコロナは、これまで以上に「持続可能なやりかた=サスティナブル」が求められる時代になるだろうと言われています。油は、きちんと管理すれば捨てずに長く使えるものです。安易に捨てることをせず、いかに上手に使い続けるか。クリーンテックがやり続けてきたことは、これからますます大きな意味を持つものになると考えます。

 

これからも引き続き、吹田市様の無更油記録を追いかけていきたいと思います。


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★吹田市様のこれまでのデータは以下です。
(クリックすると全体が見られます)
※鮮明なデータをお入用の方はクリーンテックまでお問合せください。